はじまりの7月4日
Blog|更新日:2019年7月3日/水曜日
明日が7月4日で、アメリカの独立記念日です。まだ志門塾に入社する1年ほど前、この日はジョージア州とフロリダ州と境にある Valdosta State Universityにいました。日本語教師としてジョージア州の小さな町の中学校で過ごしていましたが、アメリカの夏休みは5月前半から8月前半までの3カ月もありました。あまりにも長いこの夏休みをどう過ごしていいかわからず、「Governor’s Honor’s Program」というジョージア州中の優秀な高校生600人が、6週間この大学に集まり缶詰め状態(生徒は大学からでてはいけない)で勉強するというプログラムに参加することになりました。生徒ではなく日本語教師として・・・。6月から7月にかけての6週間・・・・優秀な生徒たち52人にマイナー(副専攻)としてですが週5日毎日教えました。とはいっても、常に感じていたのは孤独。周りの先生の英語にも何とかついていくのがやっと。食事も毎回一人・・・。たまに誰かが声をかけてくれるのがうれしくてたまらなかった・・・。生徒の方は優秀で、4月にアメリカにきたばかりの自分はまだ正規のクラスで中学生に教えておらず、教えれば教えるほど吸収する生徒に感動さえ覚えていました。毎日夕方に降るスコール。顔や頭によって来るコバエ(gnat)。おいしいけどさびしい食事・・・。そういう日々を一カ月以上過ごしたところで、7月4日はサプライズでした。ホームステイ先の家族の高校生がわざわざ会いに来てくれたからでした。高4のウェスリーと高2のライアンが片道5時間の道のりをわざわざ来てくれました。まだそんなに長くその家族とも過ごしていなかったけれど、毎日の孤独感をいやしてくれるうれしい再会でした。7月4日はアメリカの独立記念日ですが、毎年自分がアメリカにいたあの日々を思い出させてくれます。