近藤喜文展
Blog|更新日:2019年8月23日/金曜日
みなさん、夏休みは楽しんでいますか。
私は先日、近藤喜文展へ行ってきました。
この展覧会を見る前は近藤喜文というアニメーターをよく知りませんでしたが、
「この男がジブリを支えた。」というキャッチコピーに惹かれ行ってみました。
ジブリといえば宮崎駿と高畑勲という二人の天才が真っ先に頭に思い浮かびますが、
この二人から厚い信頼を寄せられていたのが近藤喜文だそうです。
展覧会には近藤喜文が描いたアニメの原画や創作の元となるアイデアスケッチ、
制作が頓挫してしまった日米合作「リトルニモ」のアニメを見ることができました。
素人目から見ても、その創作に対する熱意やアイデアの豊かさに驚かされます。
特に驚かされたのは、従来のアニメでは国籍が分かりにくくなる人物像を、
近藤喜文は『火垂るの墓』で日本人を日本人らしく描くことに成功している点です。
素晴らしいアニメーターをまた一人知ることができ、有意義な夏になりました。